夜の訪問者

１１月から通勤手段を公共交通機関からマイカーに変えていた。
今まで車にしなかったのは...些細なことの色々な、考える所があってだったのだけれど
やはり身体の事を考えると、毎朝バスから電車へ乗り継ぐ時に走ったりするのは怖くもあり。
車の方が朝もゆっくりできるし、断然楽なのである。

先々週だったか、帰宅しガレージに車を入れ、シャッターを下ろす時
一番下、地面までいつもは閉めるのだけれど、シャッターがちょっと重たくなっていたのか
力が要るようだった。
どうせ明日も乗るし。これくらい開いていても大丈夫。車には施錠してるし。と、
２０㎝ほど空いたままの状態で家に入りいつもの一日の終わりを過ごした。

うちのガレージは掘り込み型というのか、コンクリートの箱みたいになっていて
その上に家が建っている。わかりやすくいうとガレージが地下になっているような感じと言うべきか？
玄関に行くには階段を上る。
家よりガレージの方が今では頑丈になっている・・・



翌朝、出勤しようとシャッターを開けると・・・・・・

？？？
おや？

車のボンネットに猫の肉球の足跡が！
フロントガラスからうしろのトランクまで付いている§^。^§

そう、少しだけ開けていた隙間から入ったのだ～
一夜をここで過ごしたのだろうか？

寒くなってきたからなぁ。

傷はついていなかった。

猫好きの私にとっては、ちょこちょこっと入ってきて、お、ここは温いぞ！ってきっと
寝ていたのだろうなと想像すると、微笑ましく思えて
その足跡を消さずに出勤したのだった。

雨が降ってしかたなく足跡が消えた後も
私がガレージを閉める時は少し開けていると翌朝には足跡が付くようになった

どんな色の、どんな猫かわからない。
私が帰って来るのを向かいの家の壁の片隅からでも見ているのかもしれない。

「お、帰って来たぞ！（或いは　来たわ！）今入ると温い！」って・・・


どうぞお泊まり。
少しでもあったかいところで。

足跡一杯付けていいよヽ(^。^)ノ

今朝も足跡とともに車を走らせたのだった